忍者ブログ
店舗日記からイベント情報・ワインよもやま話まで。つらつらと書かれるひとり言。 ・・・・・もしかして読む人いないんじゃ・・・。
26 . March
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

01 . July

koizora.jpg
・・・・・・・・・38歳にもなって号泣した。

それなりに人生生きてきて、酸いも甘いも知っているつもりだったのに。いろいろ経験したから、ちょっとやそっとのことでは動じないと思っていたのに。

・・・いや、だからこそかもしれない。


写真の映画は「恋空」という。ついこの間まで映画館で上映されていて、今はTUTAYAでレンタルもされている。

もともとは携帯小説だったらしいが、なんと1200万人もの人がこの物語に夢中になり、涙したというから驚きである。(まあ、私も晴れてその仲間入りをしたのだが・・・)

物語は主人公の女性(ガッキー)の高校1年の夏の恋から始まる。正直見始めて半分くらいは、「ああ、よくある恋の話に不幸なことが重なる主人公ね・・・・・・。」的な感想しかなかった。私もこの年になればいろいろな不幸は見てきたし、体験もしてきたからだ。(さらに言ってしまえば、映画を酷評しているブログや評論家達の言葉を聞いていたからである。)

しかし・・・・・・しかしである。

物語は中盤から終盤にかけて、一気に見ている者を引き込んでいく。いや、ストーリーだけではない。主人公とそれをとりまく人々の、台詞一言一言に心をわしづかみにされていくのだ。

見始めは「ああ・・・・ここまでいろいろ重なると演じてる人も嫌になるだろうなー。」とか、「展開が読めるよなー。過去にもこんな感じのドラマあったなー。」などといっていたが、中盤では「・・・・・・・ぉぃぉぃ・・・・まじですかい?」になり、物語も終盤にさしかかると「ちょ・・・・・これ何とかしてあげられないのかよ。ひどすぎるだろ・・・。」と変化し、ミスチルの唄が流れ、字幕がスクロールする頃には顔をぐしゃぐしゃにしながら、号泣しているのである(笑)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

お恥ずかしい話だが、本当の話なのだ。

恥ずかしいので、一応自分なりになぜ泣けてしまうのかを分析してみた。多分、主人公たちのひたむきな「愛」(物語では「恋」となっていたが・・)に心を打たれるのだ。

私にも高校生のときはあった。思い出せば甘酸っぱい恋話くらいある。当時は単純に好きな人のことだけ考えて、単純に好きな人の笑顔を見ることに力を使い切っていた気がする。(心配事は成績のことと部活くらいかな・・)

だが、いつの間にか恋だの愛だのに費やしていた頭を、仕事や社会に対する責任、自分自身のために使う時間に費やしてしまっている。・・・・・いつからこうなってしまったのか・・・・・・。

この映画に出てくる二人は、私が忘れていた感情を思い出させてくれた。いや、本来人間が持っている感情(本能か?)を呼び覚ましてくれたのかもしれない。

ああ・・・・・・もしかしたら私が涙を流したのは、そんな本能を忘れてしまっていた自分に気付いてしまったからかもしれないな。

・・・・・無条件に他人を思いやる。・・・・・愛する。という本能。

不思議と見てから何日も経つのに、見終わったときと変わらず心は晴れやかで温かいもので満たされているような気がする。(この38歳にもなる男の心が・・・・・である。)

だからこの映画はみんなに見て欲しいと思う。

特に仕事に追われ、生活に追われ、自分に余裕がない人には絶対に見て欲しい。私でも心が洗われいろいろと考えているくらいなのだ。きっと見る人が見れば人生そのものも変えることができるかもしれない。




・・・・・・・帰りにTUTAYAでガッキーのCD(挿入歌)でも買ってこっと・・・。







PR
01 . July

16720c61jpeg

フランスの大統領が他国の首相をもてなした一つの例として、ミッテラン大統領とブッシュ(お父さん)大統領の晩餐会の話を調べたばかりだったが、また面白い話を別のお客様から偶然聞くこととなった。

そのお客様は、常連のk様に連れられていらっしゃった。

初めての割には落ち着いてカウンターに座られている。ワインについて質問されるときの内容が飲みなれた方のものだ。テイスティングが尋常じゃないくらいスムース。

・・・・・・このお客様できるな・・・・。

おそらくバーテンダーも私のような嗅覚は皆持っていると思うが、面白いものでカウンター越しのお客様と従業員の間には目に見えない攻防戦が展開されている。お客様はいかにカウンターの中の人間に自分を特別視させるかを考えているし(別に何かをサービスしてもらおうというわけではない。)、中の人間はお客様の力量を見極め、どのような対応をすべきかを常に模索している。

・・・・つまり、お互い「なめられてたまるか!!」的な気持ちが働いているのだ(笑)。もちろん顔には一切出さないし、常に会話やしぐさは紳士的だが・・・・。

そしてお互いの力量がわかってくると、お互いに落としどころを見つけ、落ち着いて話が出来るようになるわけだが、このお客様はそのアピールが実にスマートだった。

そんなお客様が突然、「マスター、フランス人はワインで外交するんだよね?」

「マジか?・・・・・てか、ブログ見たんだろうか・・・?」

「そうですよ。当時フランスのミッテラン大統領は・・・・・・」と前回調べたばかりのことをつらつらとお伝えしたら、「へー、その話は聞いたことないな。勉強になったよ。ちなみに僕が知ってるのは・・・・・・・」と別のエピソードを語り始めた。

「ランシュバージュ」というワインがあるが、以前イギリスのエリザベス女王が来仏した際には、メインディッシュに合わせて振舞われたという。ちなみにワインの格付けだけ見ると、メドックの1級のラトゥールなどに比べると、5級だしかなり見劣りをするイメージである。

しかし、「ランシュ」・・・「ランチャ」とは、イングランドからのフランスへの移民で、その開拓者たちの総称なのだという。フランス人たちは彼らを敬意を表してランチャと呼ぶらしい。

ほー敬意を表して・・・・それこそ知らなかった。勉強になりました。

しかしいろんな逸話があるな~。フランスの大統領は本当にワインと食事で外交をしているんだとつくづく思った。これ全部知る度に揃えてたら、先にお店が破綻するな・・・・・。

かっこいい話は話だけにしておいたほうがよさそうだと思った夜になった。


ちなみに・・・・・・・。
先日のお世話になったお客様に送るワインはシュヴァルブランとなり、喜んでいただけそうだ。めでたしめでたし。


30 . June
9715c4ea.jpeg去る6月28日(土)の昼下がり。

素敵なご婦人(・・・・・若干おひとりダンディーな紳士)を招いての、アンチエイジングをテーマにした「極上ランチの集い」が開催された。

講師は私のブログにも登場した色彩心理カウンセラーの白土祈歩氏である。

前回「細胞から元気になる」というテーマでの開催だったが、より白土先生のお話を詳しくお聞きになりたいというお客様のご要望で、今回はカウンターでお客様とおひとりずつ向き合いながらの講義となった。

ちなみに今回のテーマは「心の免疫力をあげる」であった。

先生曰く、「心」は「脳」にあるらしい。(・・・・・・失恋すると胸がキュンとなるのは、心臓に心があったわけではなかったのか・・・・。う~ん、勉強になるな。)

脳の栄養を豊富にとることが結果的に心の栄養となり、免疫力をあげることになるとのこと。

様々な研究データや学会で発表されたようなことから、ご自身の体験、ちょっとドキドキしてしまうような内容のことまで、先生の話は一度聞きだすとはまる。

みんなが知りたくても誰も教えてくれないこと、みんな興味があるけど内容が内容なだけにあんまり話せないようなこと(笑)・・・・・先生のお話は輪から外れている私が聞いていても面白い。あっという間にその場が白土ワールドに染まってしまうのだ。

いらっしゃったお客様たちの質問や感嘆の声もだんだんと多くなり、先生とお客様が一体化しているのがよくわかった。

カウンターでお客様と向かい合いながらの集い・・・・・。本当に良い会でした。先生お疲れ様でした。


こんな面白い集いをこじんまりとやってるのはもったいない。次回からはもっと大勢の人に先生の話を聞いてもらって、笑って、学んで、楽しんでもらおう。

気合入れて告知するぜ!

26 . June

947a5040jpegときにワインは映画の中でなくてはならない重要な役割を持つときがある。また、細部にまでこだわり作りこまれた映画に登場するワインには、それなりに登場する意味があることをご存知だろうか・・・。

「プリティ・ウーマン」といえば、誰もがモエシャン(シャンパーニュ)と苺だし、007の飲むシャンパンはいつでも「ボランジェ」である。

また、映画の中では有名弁護士の家のテーブルには無造作に「シャトー・オーブリオン」が乗ってたり、イタリアンレストランの設定ではきちんとネックにピンクの帯のついてあるものを目立つように使っている。(イタリアの格付けワインという意味)

まあ、失楽園の最後の食事で飲むワインが「シャトー・マルゴー」だということは意味不明だけど・・・・それは置いといて・・・・。

また機会があれば、一つ一つひとり言で述べたいと思うが、今回はワインを見つけたときに「おおおおおおおおおおおおおお!!!」と驚愕の声をあげてしまうこと享けあいの映画の紹介である。

それが、写真の映画「スモーク」だ。

この映画は、ニューヨークの下町ブルックリンの、とある街角にあるタバコ屋をとりまく人々のドラマである。ドラマは全部で4個か5個の話に分かれているが、最後の話で全てがつながるようになっていたと思う。・・・・・・ドラクエ4みたい・・・・・。

ちなみに問題のワインは最後の話の中で出てくるのだが、主人公がふとしたきっかけで、クリスマスイブに、あるおばあさんの家におじゃますることとなる。そこでその主人公とおばあさんが飲むワインがそれだ。

おそらく時間にしたら1秒から2秒・・・・・ないと思う。そんな短い時間に写されるワインにまでこだわって、しかもそれが「おおおおおお・・・・・・なるほどね」なのである。私は正直鳥肌がたった。

もちろんストーリーもいい話。

凶悪事件ばっかりの今日この頃、人と人とのつながりや思いやり、人への愛情など・・・・・誰もが忘れそうになってることをふと思い出させてくれる。・・・・そんなあったかいお話だった。

ワインを見つけるだけじゃなく、映画そのものも楽しんでもらえれば幸いである。


25 . June
0812afc8jpeg718cd5dejpegフランス大統領官邸。その名を「エリゼ宮」という。もともとエリゼ宮は2年の歳月をかけて貴族の館として、1718年に造られた。

このエリゼ宮の所有権が国のものとなり、現在のように大統領が外国の要人達をもてなすようになるまで、なんと150年以上の年月がかかり、民と官の間を5回も行ったり来たりしたらしい。

私は世界史が大の苦手であるが、今回はフランスの歴史ではなく、昨日私の身に実際に起こったことについて述べたいと思う。お客様から面白いワインのオーダーをいただいたのだ。

そのお客様は、今度の送別会でとてもお世話になった大事な方を連れてきたいとおっしゃっていた。私はもちろん「ありがとうございます」とお受けしたのだが、その方は今までお世話になった感謝の意が伝わるようなワインを振舞って欲しい、と真剣なまなざしでおっしゃられた。

感謝の意が伝わるようなワイン・・・・。

・・・・・・・・・・・。

私が無言でいると、その方は「フランス人はワインで語りあったりもするんでしょ?任せるから探しといてよ。」とおっしゃられた。「わかりました。」・・・・・・とは言ったものの、私の引き出し(ネタ)にはその類の情報がほとんどなかった。

・・・・・・・・・・どうしよう。

待てよ。フランス人てワインを言葉のように使うのか・・・

インターネットって便利だなぁ、とつくづく思う。調べてみると、1993年のブッシュ大統領の最後のフランス訪問時のワインについて書いてある記事を見つけた。そのワインは次の通り。

①クリュッグ・グランド・キュヴェ

②コルトン・シャルルマーニュ(ルイ・ラトゥール)1982年

③シャトー・シュヴァル・ブラン1971年

フランスの当時の大統領はミッテラン氏である。彼とブッシュ大統領の付き合いは1981年に社会党候補からミッテラン氏が大統領に当選して以来つづいていた。

当選後、ミッテラン大統領は親ソ的な共産党と連合政府を組むと表明しており、今後社会主義的な色の濃い政治を行っていくのではないかと、当時のアメリカレーガン政権としては非常に心配であった。

結果的には、外務や内務、国防などに共産党官僚は就かないということになったのだが、そのときにレーガン大統領から派遣されて、会談に来たのが当時副大統領だったブッシュ氏である。

膝を交え、胸襟を開いた会談で二人は意気投合し、ミッテラン大統領はブッシュ氏に信頼感を置き、ブッシュ氏もまた、新しいフランス大統領を、西側社会で協力していけるパートナーとして認識したといわれている。

・・・・・・難しいな。

つまり、二人はとても仲がよかったのだ。

その仲のよかった友人が勇退することとなり、お互い一国の代表同士ではあるが、ミッテラン氏が友人として個人的に晩餐会を開いたのが1993年の1月3日のことである。

さて、話をワインに戻すが、注目はなんと言っても③のシャトー・シュヴァル・ブランだ。おそらく①と②は他の外国の要人達が来ても料理に合わせて選ぶだろう。・・・・・そうそう、ちなみにフランスの大統領は、おもてなしの料理とワインを他人任せにはしない。全て自分でコーディネートするそうだ。

ではなぜ③に注目なのか・・・・。

普通、西側友好国の大統領クラスが訪れたら、晩餐会にて振舞われるのはボルドーであれば「メドック地区の第1級クラス」・・・・例えばシャトー・ラフィットとかシャトー・ラトゥールとかだと思われる。(それが1番名前が知れていて美味しく、高級であるとされているから。)

しかし、シャトーシュヴァル・ブランは「サンテミリオン地区」である。どちらかというと玄人好みのする、知る人ぞ知るワインだ。・・・・・もちろん美味しい。

ちなみにシャトー・シュヴァル・ブラン。意味は「白馬」である。元々は16世紀末に宗教戦争を収めた名高いアンリ4世が、白馬に乗ってぶどう園近くのシャトーの前進である宿屋に泊まり、一夜ワインを楽しんだ伝説に由来している。

深読みすれば米大統領官邸「ホワイトハウス」と掛け合わせているとも思えるが、「白」とは欧州では別れのときに使う色だとのことだ。・・・・・・多分ミッテラン大統領が自分でこのワインをチョイスしたことと、このワインの背景を考えると、ともに新しい世界の秩序を作るために手をとりあってがんばってきた友への、彼独自の愛情表現だったのではないかと思える。

・・・・・・今まで「シャトー・カロンセギュール(ハートのマークのエチケット)」を馬鹿の一つ覚えのように、デートで来たお客様に勧めていた自分が恥ずかしくなってきた。

一応お客様にはもう一度いろいろお聞きしなきゃな。でもとりあえず、シャトーシュヴァル・ブラン・・・・・買っとくか・・・・・。

23 . June
b36031a4.jpeg写真の人物は当店で只今大活躍中の白土祈歩(シラトキホ)氏である。

氏は起業されているのだが、名刺の肩書きがおもしろい。

・・・・・色彩心理カウンセラー。

失礼な話だが、私は初めて名刺交換をさせていただいたときに「うさんくさそ・・・・・・・。」と思ってしまった。だが、お話を重ねるうちに氏の熱い思いを知ることとなり、今では当店にとってもかけがえのないパートナーとして、よい関係を築かせていただいている。

彼女は色彩・・・・つまり「色」が人間の心理と健康にどのようにかかわっているのか、また体の細胞を直接作っている「食」と「色彩」の関係についての研究を日々おこなっている。そして、その知識とノウハウを使って、人々を本気で幸せにしたいと思っている。・・・・いや、幸せにするためにどうするかを日々試行錯誤されている。

とにかく尋常じゃなく熱いのだ。

私は商売柄人と話す機会が多い。私がよく「この人はすごいな。」と思うのは、その人の背後の空気が揺らいだときである。空気が揺らぐ・・・・・。私はこれをその人の持ってる「カリスマ性」「パワー」「懐の深さ」そして「熱さ」に置き換えてお話をさせていただいている。

当店のカウンターは私の庭である。フランチャイズである。だが、そのカウンターで話をしていても、全てを持っていかれてしまう・・・主役をかっさらわれてしまうような方がたまにいる。

もちろん、彼女もその1人だ。

最初「うさんくさそ・・・・・・。」と思っていた私の感覚。もちろん今では「一緒に仕事させていただけないでしょうか・・・。」に変わっている(笑)。

まあ、実際仕事はご一緒させていただいているのだが・・・・。

当店で彼女が活躍しているイベントjは今のところ二つ。

  ①極上アンチエイジングランチ

  ②マッチングパーティー

である。どちらも既に大好評のうちに第1回が終了しているが、パーティーに参加されているお客様の熱心なことといったらない。きっと人の気持ちをわしづかみにして離さない彼女のお話がそうさせているのだと思う。

もちろんイベントのテーマも、きちんとワインダイニングならではのテーマになっており、逆に10年以上も外食業界で過ごしてきた我々のほうが、「ああ、お客様はこんなことに関心があったのか・・・。」と勉強になっているくらいである。

ほんとにありがとうございます。

先生、これからも「食」と「色彩」をとおして、人々の幸せのお手伝いをしていきましょう。



20 . June
fb19c628.jpegFさん 「何かおすすめの白をお願いします。」
 私  「ありがとうございます。南仏のシャルドネはいかがでしょう?」
Fさん 「お願いします。」
 私  「かしこまりました。」

トポトポトポトポ・・・・・・

 私  (やべ、ちょっち足りないかも・・・) 「少ないのでこれはサービスで。」
Yさん 「じゃあ、ラッキーグラスですね!!」

これが私と写真の男性二人Fさん(右)とYさん(左)との出会いである。もともとFさんが当店にいらしていただき、まだ当時在籍していた佐藤という女性スタッフと仲良くなっていただいたことから、話は始まる。

Fさんは私が店を留守にしているときに初めて来店されたのだが、当時お相手をした佐藤はこう語っていた。
「今日はものすごく素敵なお客様がいらっしゃったんですよ。色々なことをご存知で、ワインにもお詳しいんです。」

「ほ~~。」

負けず嫌いの私は、お客様に対しても容赦ない。

「今度いらしたら俺が相手するから。」

しばらくして、とうとうご対面させていただくときが来た。

「オーナー、Fさんです。」

「はじめまして。こんばんわ。」

はたして、ご対面後のお話はどうだったのか・・・。

ミスターパーフェクトという言葉は彼のためにあるといっても過言ではない。パーフェクトである。ワインに関するマナー・知識、バーでの振舞い、会話の豊富さ、間の取り方。・・・・・・大変失礼しました。

そして、ご一緒されたYさんがまたいい味を出されている。ラッキーグラス・・・・・って。(早速私が作った言葉かのように、他のお客様に使わせていただいた。もちろん大うけだったことは言うまでもない。)

ちなみに真ん中の女性は通称まいまいさん。ここではMさんとしておこう。Mさんと、この二人のパイプとなったのが、いい味出してるYさんの一言であった。

「そーいえば、千葉県の先端の岬ってなんて名前だっけ?」

Yさんは私に聞いたのだと思うのだが、Mさんが「●●岬ですよ。私出身なんです。」と答え、その岬の名前の是か非が討論となったのだ。たしか結果はMさんの言ったことが正しかったような・・・。・・・・忘れたww。

何が言いたいかというと、出会いはいつも偶然であり、たわいもないことから始まるということだ。男性二人は、実は水戸の方ではない。横浜と川崎から出張のたびに、当店に遊びにいらしていただいている。(出張といっても、2週間に1回くらいはいらっしゃるので、私にとっては水戸の方も同然なのだが・・・)

そしてあれ以来、二人が来店されると「Mさんは~?Mさんは~?」とご指名が入るようになった。Mさんはとても人との付き合いを大事にされる方で、いやな顔一つせず・・・・・いや、かなり喜んでるか・・・飛んできてくれるようになった。

私もこの3人がカウンターにいると、とても楽しい。ずっとこの時間が続けばいいのに・・・といつも思う。

ミスターパーフェクトのFさん。いい味出しまくりのYさん。そんな二人のマドンナのMさん。

みんな私の愛すべき常連様だ。


19 . June
bacfb7a3jpeg「押忍おらウリハムシ。ウリ坊って呼んでくれ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんなかわいいもんじゃない。

見た目なんとなく可愛らしいこのオレンジ色の虫。畑のズッキーニはこいつらのせいで半分が生育不良だ。ウリ科の葉っぱが大好きなようで、ズッキーニだけでなく、キュウリの葉にも10匹単位でいらっしゃった。

しかも・・・・しかもである。こいつらは見た目よりもかなり俊敏で、警戒心が強い。近づいただけで、ブ~~ンと飛び立ってしまう。ひどいときは畑に着いた~~。と思ったら大群で飛び立っていく。

もしかして、俺ってなんか危険な臭いでもすんのか?(・・・・・ある意味わかってんな)

・・・・・・・とにかく、むかつくのである。当然やつらの飛び立ったあとには、無残に穴の開いた葉っぱが残るだけ。まさに畑のショッカーと呼ぶにふさわしい。

こいつら、茄子についてたアブラムシ退治用に作った「とうがらしウォッカ」が効かないらしい。直接かけてもブ~ン。葉っぱにかけといてもむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ・・・・・・・。

指で潰しても翌日には10匹様ご一行が到着。それを潰しても夕方には20匹様ご一行が到着。それを・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まじむかつく。

だが、ショッカーは退治は出来なかったが、近づかないようにすることは出来た。「植物の灰」なるものを葉っぱにかけたのだ。どうやらやつらには痛かったらしく、それ以来あまり姿を見かけなくなった。(わかればよろしい。)

ワインにも「ビオロジー」といって、有機栽培をして作られた葡萄からワインを作る試みがあるが、やはり手間がかかる上に、リスクも高いらしい。(おそらく「ウリハムシ」どころではないだろう)

そー言えばビオワイン、何本かあったな。ときには農家の人たちの思いや苦労を汲み取りながら飲んでみるのもいいかもしれない。






17 . June

DSC00002.JPG

ちょうど1年前の夏に、近所のイタリアンに食事に行ったときのことである。

何の気なしに頼んだカプレーゼ(トマトとモッツァレラのサラダ)にびっくりさせられた。妙にトマトの味が濃いのである。甘味も強く、香りも子どもの頃に食べた懐かしいトマトの青臭い香りだった。

「ん・・・・・?なんじゃこりゃ。」
実はお客様に連れて行ってもらっていたのだが、そんな私の姿を見たそのお客様はニヤリと笑いながら、「オイシイネ!!」(彼はカナダ人)

聞けばシェフの弟さんが畑を趣味でやっていて、野菜を持ってきてくれるとのこと。他にもズッキーニやマッシュルーム、アスパラガスなどなど・・・。もはや趣味の域をこえてるんじゃ・・・・と思うくらいの野菜のオンパレードに、連れてきてくれたお客様も自慢げだ。

「ほー、こりゃ美味い。うちでも自家農園始めるしかないな。」

昔とった杵柄という言葉があるが、私は大学は農学部だった。・・・・・ただし動物専修だが。でも畑での農作業は研修でやっていたし、何年か前も家庭菜園でトマトかなんか作ったな・・・・。とかなり前向きな(前のめりとも言う)判断で、即決したのが写真の畑。その名も有機農園「コウノトリ」である。

大きさは16平米なので、5坪ほどだろうか。けっこう多くの野菜たちを植えることが出来た。トマトは4種類・きゅうりは3種類・ナスは2種類・パプリカは4種類、その他ズッキーニに万願寺とうがらしにスナップエンドウなどなど・・・・・。ゴールデンウィーク明けに始めて、現在まできゅうりを2本程収穫した。

有機栽培のきゅうりのお味は・・・・

おおおぉぉ。美味い。

瑞々しいのに味が濃い。歯ごたえがあってイボイボも痛いくらいとんがってる。早くお客様に出したいな~。多分びっくりするだろうな。いや、もしかしたら感動して涙を流す人がいるかもしれないぞ。(親心というのは何に対しても大げさに働くものである。)

その日の夜のお客様がメニューから「バーニャカウダ」を選ぶことを期待していたら・・・、いきなり注文をいただき、シェフのもとへ。「よっしゃ、例のきゅうり、たのむぜ!」「ラジャー!」お客様にバーニャカウダを運びながらドキドキ・・・・。お客様がきゅうりを食べるのを見てドキドキ・・・。

果たしてその反応は・・・・

「ん~・・・・・普通に美味しい・・・・よ。」

あの、有機栽培なんスけど・・・。自家栽培なんスけど・・・・。私の落胆した顔を怪訝そうに見つめるカップル。一応きゅうりのことをお伝えしたら、ああ・・・と納得されて、「違うと思った」とフォローの言葉まで・・・・。

ありがとうございます。

まあ、きゅうりだけでは・・・・・。そろそろズッキーニとトマトが実をつけはじめたので、今度の収穫の時には必ず感嘆の声をあげてもらえるに違いない。・・・と信じて、今日も畑へ。

DSC00004.JPGDSC00005.JPG








17 . June
64257d2d.JPGご本人達のお許しを頂いたので、今日は当店のヘビーユーザーをご紹介。写真のご夫婦は南町界隈のボス・・・いやゴットファーザーとゴットマザーというにふさわしいK夫妻である。

幼少時代から水戸に住まわれ、水戸が焼け野原になったときにはB29とゼロ戦の戦いを街の中から見上げていたという、自他共に認める生粋の水戸っぽである。

当然、水戸市内の飲食店の諸事情にも詳しく、「あそこの店は魚が旨い。他は駄目。」「最近あそこの店で泡盛の○○年ものが入ったらしい。」「あそこの店で今度あんなイベントをやるらしい」など、なんでもご存知なのである。

K氏が当店にご来店されるようになって早半年。ほぼ毎日のように遊びにいらしてくれる。私はこのご夫妻が大好きである。特にお二人の笑顔がいい。私を含め将来何人の方がお二人のように素敵な笑顔で笑っていられるだろうか・・・。

私のような若造がお二人のことを語るなんて30年も40年も早いけど、多分顔つきは人生そのものなんじゃないかと思う。苦しいことも辛いことも楽しみに変えてがんばれる人は、自信に満ち溢れた優しい笑顔を見せられる人になると思うし、苦しいことや辛いことを人のせいにして逃げながら年月を重ねてしまった人は、残念ながら何を語るときも苦悶の表情になるのではないだろうか・・・。

私もK氏のように年月を重ねて生きたいと最近思う。


ところでこのK氏、私にとって困ったことが一つあるのだ。写真をよく見ると、ワイングラスが置かれていないことに気付いてもらえるだろう。なんと!K氏、ワインを飲んでいただけないのだ。当店はワインダイニングなのにである。ワインダイニングといえば当然ワインが売りである。

では何を召し上がっていらっしゃるのか・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・焼酎である。

K氏いわく、「ワインはマスターにはかなわないけど、焼酎と泡盛は俺のほうが知ってる。」・・・・・・私いわく「・・・・・・・・・・・・・あたりまえでしょ。」

問題はなぜ当店に焼酎があるのかということであるが、実は初めは私の隠し在庫(つまり私専用のお酒)を教えてしまったことに端を発する。私もけっこうなお酒好きである。しかもソムリエのくせに焼酎が最近は好き。シェフに内緒で飲もうと思ってたお酒(焼酎)のありかをK氏に教えてしまったのだ。

「これからも置いといてね。」「・・・・・・・・は・・・・い。」

それから半年が過ぎていった。今では量り売りのカメ熟成焼酎のペットボトルが5本目に突入している。
まあ、Kさんたち好きだからいいけど・・・・・・。ちなみに店内にはK扉といわれる焼酎の収納されている扉がある。最近ではその扉の存在に気付いた方々が焼酎を頼むようになってしまった。・・・・・・あう~。

ワインダイニングで物怖じせずに「マスター!焼酎!!」と言える度胸と、それをイヤと言わせないだけの懐の深い物腰。素敵な笑顔。

いや~~、先輩、勉強になります!!



余談だが、K氏は正真正銘の私の先輩である。大学が同じなのだ。もっともK氏は花形駿河台校舎、私は別名生田専門学校といわれた生田校舎だ。野球観戦今度ご一緒しましょう。それで校歌でも歌いましょう。




カレンダー
02 2026/03 04
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
フリーエリア
最新CM
[02/20 hage]
[07/04 管理人]
[07/04 管理人]
[07/02 Nの妻]
[07/01 pycnogenol]
最新TB
プロフィール
HN:
森園正和
性別:
男性
職業:
ソムリエ
趣味:
ネットサーフィン
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]